妊産婦に注意が必要なハーブ

妊婦さんとハーブ

ハーブティーはマイルドに作用するものが多いので、過度の心配は不要です。
またカフェインを含まないものがほとんどなのでこの点は妊婦さんにやさしい感じがいたします。
ただいくつか控えめにした方がいいものもあります。
米国の『メディカルハーブ安全性ハンドブック第2版』(2016年出版)の記載を参考に以下のハーブについては控えるようおススメしています。

アルニカ アンジェリカ ウワウルシ エフェドラ カバカバ キャッツクロー
ゴールデンシール コルツワット ノニ
コンフリー サフラン シナモン セージ ジェニパー センナ タイム 
チェストベリー フィーバーフュー フェネグリーク ブラダーラック ミルラ ヤロー 
リコリス ナツメグ ローマンカモミール…など

スパイスとして利用されやすいハーブがいくつか入っていますね。
お料理にちょっとスパイスとして含まれている程度は問題がないことがほとんどです。
知らずに摂ってしまっても、その後体調に異変が無いことがほとんどです。そのような時には神経質に心配することは無いです。
継続的な摂取や治療目的の摂取はおススメしません。

第1版のハンドブックには妊婦さんにNGでしたが
第2版で記載が消えたものは以下のハーブになります。

レモングラス ローズマリー ジンジャー ウコン これらのハーブは妊婦さんに良くないハーブのグループから除外されました。
けれど安全性が確かめられたわけではなく、危険性の根拠が明確でないというだけなので、気になる方は避けておいたほうがいいです。
不安な気持ちは、身体に反応がでるものですから(;´・ω・)
(ちなみにほとんどのハーブは妊婦授乳婦に対する安全性が確かめられていないと記載されています・笑)

妊婦さんに良くないエッセンシャルオイルのハーブと混同されやすいハーブもいくつかありますがこちらに記載がなければ気にしなくても大丈夫です。
エッセンシャルオイルとティーにする場合では抽出される成分が違うからです。


安全とされていてもヒトの身体には個性があるものですから、飲んで不愉快な気分になったり、体調が良くないときに反応が出たりすることもあります。

また安全だと思って摂り過ぎてお腹がゆるくなったということもあるかもしれませんので、よく身体と対話しながら飲んだ方がいいことは言うまでもありませんね(*‘∀‘)

授乳中とハーブ

産後と妊娠期は違います。
妊娠中に使えないハーブで産後も継続して使えないハーブは以下の通りです。

アルカネット アロエフェロックス ワームウッド…など

ほとんどハーブは妊娠授乳中の安全性が確かめられていないと書かれています
なので上記の「妊婦さんとハーブ」同様 ちょっと身体に違和感を感じるときは控えましょう。